近年、スマホ連動型のインターホンの需要が増えています。
自宅にスマホ型インターホンを取り付けると、屋外から自宅のようすをいつでも確認できるため、子供の安全や防犯対策として役立ちます。
スマホ連動型の商品のなかには、外出先でアプリを使って応答ができたり、録画機能を行えたりするものもあるため、防犯アイテムとして今後もますます需要は増していくでしょう。
そこで今回は、スマホ連動型のインターホンのメリットや取り付け方や注意点について解説します。
商品の特徴も紹介しますので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
スマホ連動型のインターホンとは
スマホ連動型インターホンとは、スマホ(スマートフォン)を利用して外出先でも自宅のようすを確認できるインターホンのことです。
スマホでアプリをインストールすれば、すぐに利用できるため、だれでも簡単に始められます。スマホ連動型のインターホンのなかには、録画機能を行えるものもあり、リアルタイムに応答できなくてもだれがインターホンを鳴らしたかをあとで確認できます。
外出時だけでなく、インターホンが聞こえにくい状況でもスマホ連動型インターホンは活躍します。
スマホと連動させていれば2階にいてもその場で応答できるため、わざわざ1階に降りて対応する必要がありません。アプリに通知がくるので、スマホを持ってさえいればインターホンの音を聞き逃さないでしょう。
スマホとインターホンを連動させるメリット
スマホとインターホンを連動させると多くのメリットがあります。どのようなメリットがあるか確認しましょう。
外出先でもアプリを使って応答できる
スマホとインターホンを連動させていると、外出先でもアプリで対応できます。
買い物に出かけている際に配達員が訪れても、宅配ボックスにいれたり、その場に置いておくように指示したりできます。直接リアルタイムで指示できるため、再配達依頼をする必要もありません。
子供の帰宅確認や通話ができる
スマホ連動型インターホンを利用すれば、スマホのアプリで子供の帰宅を確認し、直接通話ができるため安心して外出できます。小さな子供が家に帰宅したかどうかを職場からでも確認できるため、心配せずに仕事に専念できるでしょう。
またスマホ連動型のインターホンのなかには顔を見ながら通話できるものもあり、親だけでなく子供も安心して家に滞在できます。
留守中の不審者対策になる
スマホ連動型のインターホンは、不審者対策にもなります。
空き巣は家に人がいないかをインターホンを鳴らして確認するといわれています。インターホンを鳴らして反応がなければ、日中に人がいないことを知られるため、空き巣のターゲットになってしまいます。
すぐに対応できるほか、録画機能を使えるスマホ連動型のインターホンは、そのような空き巣に対しても効果的です。
スマホとインターホンを連動させる際の注意点
スマホとインターホンを連動させれば、不審者対策や子供の安否の確認、外出時での配達対応などさまざまなメリットがあります。
ただし、スマホ連動型インターホンのすべてがこのような機能を搭載しているわけではありません。 また、インターネットの環境によっては使用できなかったり、電話のようにスムーズに会話できなかったりします。
これらをふまえて、どのような点に注意すべきか具体的にみていきましょう。
機種による性能の違いを把握しておく
スマホ連動型インターホンを購入する前に、性能の確認を行いましょう。
スマホ連動型インターホンのなかには、録画機能や電話機能が搭載されていないものがあります。防犯対策として録画機能のスマホ連動型インターホンを購入したと思っていても、性能がなければ取り付けても無駄になります。
メーカーにより違いがありますが、商品の機種によっても性能が異なります。購入する前に、ご自身の必要とする性能が搭載されているか確認をしましょう。
インターネット接続の環境を確認しておく
スマホ型インターホンは、インターネット環境がなければ使用できません。スマホと連動させるにはインターネットに接続する必要があるため、ご自宅にインターネットがない場合はネット回線をまずは契約しなければいけません。
またネット回線を契約するだけでなく、無線LANを設置する必要があります。もし現在インターネットを無線LANで使用している方は、すぐに取り付けられでしょう。
交互通話方式のため、電話とは勝手が違うことを理解しておく
スマホ連動型インターホンは、通話のようにスムーズには会話できないので注意が必要です。スマホ連動型インターホンの多くは交互通話方式を採用しているため、片方が話しているあいだは相手側は聞くだけになります。電話のようにスムーズには会話できないことを知っておきましょう。
また電話回線と通信回線が異なるため、音声が途切れる場合があります。音声だけでなく、受信状態によってはカメラの映像もうまく映らないことがあります。
機種や家の設置状態によってはインターホンの交換を自分で行えない場合があるため、自分で交換できないときは電気工事士の資格を持った業者に依頼する必要があります。その場合、インターホンの交換代が別途かかるため、事前に自分で交換できるか機種と設置状態を確認してください。
スマホ連動ができるインターホンのおすすめ4選
スマホ連動ができるインターホンはいくつかありますが、なかでもおすすめの商品を4つご紹介します。
録画ができたり、画像がきれいだったり、価格が安かったりとそれぞれ特徴が異なります。ご自身の必要な機能や価格を比較して購入を検討しましょう。
VL-SWD505KF
VL-SWD505KFは、録画機能付きで電源コード式タイプのスマホ連動型インターホンです。
外出時でも自宅のようすを確認できる機能が搭載されており、来客が訪れてもスマホがあればすぐに応答できます。
また、別途売りになりますが「みまもりリモコン」を購入すれば、子供が帰宅したかどうかの確認をすぐに行えるため、小さな子供がいる家庭にとってはうれしい機能でしょう。
VL-SWD505KF パナソニック テレビドアホン 録画機能付 電源コード式
商品を見るVL-SWH705KL
VL-SWH705KLは、外出時でのモニター視聴や通話はもちろんのこと、映像をきれいに映し出せます。デジタル信号処理を行っているため、繊細な映像を大画面に映し出して外出先からでもだれが訪れたかを確認しやすいです。
またSDカードを購入しておけば、1件30秒の動画を録画でき、後日でも来客者の確認を行えます。
さらにVL-SWH705KLには、「あんしんホームセーフティー」が搭載されています。開閉センサーやドアセンター、ワイヤレスカメラ、電話機、ファックスなど自宅の機器と接続しておくと、ご自宅の様子を簡単に確認できます。
ほかの商品よりも少し価格が高いですが、映像の美しさや機能の多さを求める方はこちらがおすすめです。
VL-SWH705KL パナソニック テレビドアホン 録画機能付 電源コード式
商品を見るVL-SGZ30K
VL-SGZ30Kは、配線工事不要の比較的価格の安いスマホ連動型インターホンになります。
安価な点が特徴ですが、スマホ連動型インターホンに必要な機能は搭載されており、外出先でのモニター視聴や来客者へのスマホ対応などがおこなえます。
ただし、設置環境が電源直結式である場合は利用できません。電源直結式とはインターホンに電源コードがついていないものや、乾電池を替えたことがないものです。購入費用を抑えて、とにかく安い価格でスマホ連動型インターホンを購入したい方におすすめですが、まずは設置環境を確認してから購入するようにしましょう。
KM-77
KM-77は、電源コード式のスマホ連動型インターホンです。
映像がカラーで表示され、スマートフォンなど最大4台まで登録できます。アプリも見やすいため、初心者の方でも扱いやすいでしょう。
映像も拡大縮小でき、気になる部分をより詳細に確認できます。
また外出時の警報も受信可能なため、火事が発生した場合や非常ボタンが押された場合はスマホに自動で送信される機能があります。外出時のモニター確認だけに限らず、さまざまな機能が搭載されているため、はじめてスマホ連動型インターホンを購入しようと考えている方におすすめです。
ただし、こちらも設置環境の確認は必要です。電源直結方式には対応していないため、ご自宅のインターホンに電源コードがついていなかったり、乾電池を替えたことがなかったりする場合は設置できません。電源直結式の場合は電気工事士による工事が必要であり、必ずインターホンの設置状況を確認してから購入してください。
KM-77 アイホン カラーテレビドアホン 電源コード式
商品を見るまとめ
スマホ連動型インターホンのメリットや注意点について解説しました。スマホ連動型インターホンがあれば、外出時でも自宅のようすを視聴できるため、不審者対策や子供の安否を確認できます。
スマホ連動型インターホンのなかには、録画機能が搭載されているものもあるため、だれがインターホンを鳴らしたかを後日確認できます。ただしスマホ連動型インターホンの商品によっては、録画機能がなかったり画質が悪かったりするため注意が必要です。
また、自宅の設置環境によっては設置できないこともあるため、購入する前にインターホンを設置できるかの確認は必要です。設置環境に加えて、ご自身のほしい機能が搭載されているかも十分確認してから購入するようにしましょう。
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