インターホンの選び方でお困りではありませんか。機能性の高いものに魅力を感じるのが一般的ですが、自身の生活スタイルに合うものを選ばなければ、余計な機能のために出費をすることになってしまいます。
この記事では、パナソニックのインターホンの比較や選ぶ際のポイントを解説します。
パナソニックのインターホンの選び方
インターホンを選ぶ際は、モニターサイズ・最大接続台数・便利な機能に注目します。
モニターのサイズで選ぶ
インターホンを選ぶ際にぜひ注目したい点は、モニター越しにだれが来たかをしっかりと確認できるかどうかです。
目を凝らさないと見えないようであれば、訪問があるたびにストレスになってしまいます。よく見えなければ結局玄関を開けなければならず、防犯面で不安があります。
視認性の高いモニターのあるインターホンを選べば、だれが来たのかすぐに判断できます。モニターでの映像を実際に見て、目を凝らさないとよく見えない、ズームしてはじめて見えるようになるなど、手間がかかるようであればひと回りサイズの大きいモニターのあるインターホンを選びましょう。
パナソニックのインターホンにおける親機のモニターサイズは2.7型〜7型まで、2.7型は約40.5mmx54mmです。
小さいモニターの親機は持ち運びに便利な特徴がありますが、先述のストレスがかからないか、視認性は要確認です。見づらい場合は3.5型(約52mmx70mm)のモニターがおすすめです。
7型は約86mmx154mmで、パナソニックのインターホンの中での最大サイズです。少し離れたところからでも十分な視認性が確保されています。
最大接続台数で選ぶ
一般的なインターホンは、リビングなどに室内モニターを1台設置し、玄関子機を屋外に1台設置して使用します。
人によってはキッチンや別階にもモニターが欲しい、二世帯だから玄関子機を複数台設置したいというニーズもあります。
最大接続台数を確認しておくことで、生活スタイルに合わせてインターホンの配置を選べるようになります。
パナソニックのインターホンにおける接続台数は、室内モニター1台と玄関子機1台〜室内モニター7台と玄関子機3台までの選択が可能です。
最大接続台数に余裕をもってインターホンを選んでおくと、あとで増設したいと思った時にスムーズです。
インターホンの増設は意外と簡単ではありません。より安く済まそうとしてほかのメーカーのもので増設しようとしてもできません。
同じメーカーでも増設に対応できない商品もあるため、せっかく新しいインターホンを購入したのに使えないとならないよう注意してください。
便利な機能で選ぶ
どこでもドアホン
室内に設置するモニターと屋外に設置する玄関子機だけでは、来客対応で不便を感じる方が多くいます。
どこでもドアホンは、ワイヤレス子機を活用して、屋内のどこにいても来客対応ができるシステムです。
また、親機モニター同士、親機モニターと子機、子機同士などさまざまな組み合わせで通話ができるため、来客呼び出しの転送、室内通話などもスムーズにおこなえます。
安心アラート
交通情報や防災情報などを、ドアホン親機が通知してくれるサービスです。
18種類の情報が通知音とお知らせランプ、ポップアップにて通知されます。
通知される情報には避難情報、地震や津波情報、鉄道情報、防災気象情報、緊急気象情報、ライフライン情報などがあります。
緊急度や情報元、色分けなどを区別してモニターに表示します。
あんしん応答
だれが来たかわからない、応答したくないという場合は、あんしん応答が便利です。
電話の留守電のように、「お名前とご用件をお話しください。」というアナウンスをボタンひとつで流してくれます。
自分で直接対応しなくても、インターホン内臓メッセージが代わりに応対します。
タッチパネル
商品ラインナップの中には、タッチパネルを採用しているモデルがあります。
操作ボタンや文字が大きく表示されており、より感覚的な操作を実現します。
タッチするだけでズームできるなど、来訪者確認にストレスがかかりません。
広角レンズ玄関子機
玄関子機に広角レンズが搭載されると、モニターに映し出される範囲が広くなります。
標準タイプだと、人が横にずれると見えなくなることもあり、だれが来たかわからないと不安になります。
広角レンズ玄関子機であれば視野が広がるため、不振な動きもキャッチしてくれます。
AiSEG連携
AiSEGは家のさまざまな機器とつながる機能をもつシステムです。
蓄電、空調コントロール、シャッター開閉なども一括で手元の機器で操作できます。
ドアホンとAiSEGを連携すると、ドアホンモニターで電気やガスの使用量などを「見える化」できます。
スマホで外から来客対応
ドアホンとAiSEGを連携してできるようになる機能のひとつが、スマホで外から来客対応できる「外でもドアホン」です。
荷物が届いたときに外出をしていても、スマホから対応できるため再配達を依頼する手間が省けます。
また、宅配ボックスとも連携しておけば、ボックスの使用通知を受け取れるため安心です。
ビデオ通話
パナソニックのドアホンでは、訪問者との対話だけでなく、家族同士の対話にも利用可能です。
モニター親機とスマホで通話、親が外出先で子どもが帰宅したときの通話、二世帯でそれぞれモニター親機を設置した親機同士で通話などです。
スマートフォンからモニター親機にビデオメッセージも送れます。
室内通話
モニター親機と子機の通話、子機同士の通話が可能です。ただし、同時にひと組の通話のみとなっています。
電話機・ファックス接続
パナソニックのインターホンは、電話機やファックスと接続が可能です。
電話機での来客応対ができるため、液晶操作に慣れていない人でもストレスがかかりません。
距離が離れていなければ、ワイヤレスアダプター機能で接続、距離が離れている場合は、別売りのドアホンアダプターで接続します。
2世帯対応
二世帯住宅にもそれぞれにドアホンを設置すれば連携した来客対応が可能になります。
自世帯の呼び出しを他世帯へ自動転送、自世帯と他世帯との通話、自世帯の通話を他世帯に転送、他世帯への呼び出しを自世帯で対応などです。
ただし、接続が可能なのは1セットのみなので注意してください。
モニター機能
パナソニックのインターホンは、視認性の高いカラー液晶と防犯性を高めてくれる録画機能を標準装備しています。
親機だけでなく、子機やスマホからでも映像を確認できます。また、従来であれば玄関子機とモニター親機の接続は電源コードでおこなうため、配線工事が必要でしたが、ワイヤレスで機能する機器もあり取り付けが簡易化されています。
ボイスチェンジ
ボイスチェンジは防犯対策として有効な手段のひとつです。
高齢者や女性の一人暮らしの方におすすめです。男性の声のメッセージが内蔵された応対機器も市販されていますが、自然な会話にならないのが難点です。
その点パナソニックのドアホンのボイスチェンジは、話した声がそのまま男性の声に変化します。
一度設定すると、そのまま継続的に使えるため手間がかかりません。
SDカード録画
別売のSDカードを搭載しておけば、留守中の来訪者の録画が可能です。
1件30秒の録画を250件(2GB)〜3,000件(32GB)保存できます。
SDカードがなくても8枚連続写真での録画であれば機器本体での録画も可能で、モニター本体に400枚保存できます。SDカード使用の場合、パソコンなどにSDカードを挿入して再生します。
宅配ボックス連携
宅配ボックス「COMBO-LIGHT」と無線連携が可能です。
突然の配達に対応できなくても、「宅配ボックスに荷物を入れてください」とインターホン内臓メッセージで応対できるため、再配達をせずに荷物を受け取れます。
荷物をボックスに投函している様子も自動録画でき、荷物が届いていることも知らせてくれるため、取り忘れの心配もありません。
開閉・センサードア接続
開閉センサーは自宅内の窓などに設置して、開閉を知らせてくれるセンサーです。
ドアセンサーは玄関などに設置して、開閉を知らせてくれるセンサーです。
窓やドアが開くとセンサーから警報音が鳴り、スマホへ通知します。他の防犯デバイスと連携させれば、より一層の防犯対策が可能です。
開閉・ドアセンサー合わせて20台〜50台、通知デバイスは最大8台まで連携できます。
カメラ接続
防犯に欠かせないのが、センサーカメラです。
人の不審な動きを検知して自動録画し、モニター親機や子機だけでなく、スマホでも操作可能です。
外部カメラは市販のLANケーブルで親機と接続、屋内にカメラを設置する場合は付属のACアダプタで親機と無線接続します。
市販のハブ機器を使用すれば、ひとつのドアホンに4台のカメラを接続可能です。
住宅用火災警報器連動
モニター親機や各部屋に設置した子機と火災報知器を連動させることで、火事の発生を各モニターの画面表示と通知音で知らせてくれます。
火災報知器本体の警報だけでなく、親機や子機、スマホで火災を知れるため、より素早い避難につながります。
外にも火災警報
室内のワイヤレス火災報知器から移報接点アダプタを通して室内モニターや屋外の玄関子機へ警報音と音声、LEDライトの点滅で警報を知らせます。
早朝や深夜、留守の場合でも、近隣に火事の発生を知らせられる機能です。
緊急時に安全を確保しながら消防署への通報も可能です。
非常ボタン対応
緊急時は火災や侵入だけではありません。屋内での体調不良など、自分発信でだれかに助けを求めたい場合にもパナソニックのドアホンが貢献します。
非常ボタンを室内に設置しておくことで、自分の緊急を屋内の別部屋にいる人や屋外にいる人に通知できます。
非常ボタンを押すと、モニター親機や屋外の玄関子機に通知されます。会話機能で事情を伝えれば、迅速な対応をしてもらえます。
電気錠制御(外部機器制御)
パナソニックでは鍵を使わずに施錠・解錠できる電気錠システムを導入できるため、ドアホンとの連携でよりセキュリティ性の高い対策を講じられます。
防犯を強化するには侵入に時間がかかること、鍵の閉め忘れ防止に有効です。
ドアの開閉を自動施錠にすれば、モニター親機から顔を確認してから解錠でき、スマホと連携すれば、外出先からも電気錠の確認・施錠ができます。
電源方式で選ぶ
電源には3つの方式があり、電源直結式の場合は資格保有者による設置作業が必要です。
電源直結式
電源直結式とは、インターホン機器の中に直接電源を接続して電源供給形式です。
インターホンで使われるコードは、親機と子機をつなぐチャイム用コードと電源供給用のケーブルが2本セットになっているのが一般的です。
こちらのケーブルをインターホン機器に直接繋いで電源を供給します。一般家庭のケーブルには100Vの電気が通っているため、資格を持たない人が安易に触れるのは危険です。
電源直接式のインターホン設置は内線工事が含まれるため、電気工事士の資格が必要になります。
既存の機器が電源直接式でなくても、新しい機器が電源直結式なら、電気工事士の資格を持った人に設置を依頼しましょう。
電源コード式
電源コード式とは、インターホン機器から伸びた電源コードを壁に設置してあるコンセントに繋ぐ電源供給形式です。
機器から電源コードが出ているため、見た目で電源コード式だとすぐに分かります。機器内部の配線に触れることなく接続できるため、電気工事士の資格は必要ありません。
ただし、電源コードが伸びている分、コードが邪魔になってしまう、見た目がスッキリしていないなどのデメリットもあります。
コードが気になる場合は、電源直結式か乾電池式(ワイヤレス式)を選びましょう。
乾電池式(ワイヤレス式)
乾電池式(ワイヤレス式)とは、乾電池の差し込み・交換で電源供給を行う形式です。
配線もコードを必要としないため、設置に手間がかからず、見た目もスッキリできます。
親機と子機に乾電池を入れれば、すぐにワイヤレスでの接続が可能になります。
ただし、電池ボックスがついていない機器もあるため、見た目だけで判断すると、誤って電気直接式の機器を選ぶ恐れがあるので注意してください。
また、電池には寿命があるため定期的に確認・交換する必要があります。
パナソニックのインターホンのおすすめ10選
生活スタイルに合うおすすめインターホンをご紹介します。
VL-SE25XA
親機に2.7型(約41mmx54mm)サイズのモニターが搭載された、2022年10月1日に発売のインターホンです。
電源直結式のため、電気工事士による取り付け作業が必要になります。
モニター親機とカメラ玄関子機がセットのタイプで、静止画での録画機能や玄関先の様子を確認できるモニター機能が標準搭載されています。
オプションにて、住宅用火災警報器との連動や、機器増設による室内通話が可能になります。
VL-SE35KFA
視認性の高い3.5型(約52mmx70mm)サイズのモニター搭載のインターホンです。
1.5mの電源コード式のため、設置に電気工事士の資格は必要ありません。
モニター親機とカメラ玄関子機がセットで、ドアホン搭載の音声が自動対応してくれるあんしん応答や、カメラの視野が広がる広角レンズが装備されています。
オプションで、玄関子機からお知らせする外にも火災警報、2世帯での室内通話などの機能を追加できます。
VL-SWE210KLA
親機は3.5型サイズのモニター、子機は2.2型(約45mmx34mm)サイズのモニターのインターホンです。1.5mの電源コードが付属しています。モニター親機とカメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機の3点セットです。LEDライトで夜でも見やすく、配線不要のモニター子機を利用したどこでも対応が可能です。ボイスチェンジ機能があるため、高齢者や女性にもあんしんです。オプションで開閉センサー・ドアセンサーと連携します。
VL-SWE310KL
親機は3.5型サイズのモニター、子機は2.2型(約45mmx34mm)サイズのモニターが搭載されたインターホンです。1.5mの電源コード式のため、設置に電気工事士の資格は不要です。モニター親機とカメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機がセットです。どこでも対応やボイスチェンジが標準装備で、オプションによって宅配ボックスとの連携や二世帯対応が可能です。最大設置台数は、玄関子機2台、室内モニター7台(親1、子6)となります。
VL-SWE310KF
親機は3.5型サイズのモニター、子機は2.4型(約49mmx37mm)サイズのモニターのインターホンです。1.5mの電源コードが付属しており、電気工事士の資格がなくても設置可能です。モニター親機とカメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機がセットです。 VL-SWE310KF パナソニック テレビドアホン 電源コード式
広角レンズ玄関子機が付属しており、VL-SWE310KLと比較すると子機のモニターがワイドになっています。最大設置台数は玄関子機2台、室内モニター7台(親1、子6)で、二世帯対応可能です。宅配ボックスとの連携や玄関子機での外にも火災警報などがオプションで追加できます。
VL-SWD505KF
親機は5型ワイド(約65mmx108mm)サイズのモニター、子機は2.4型サイズのモニター搭載で、2018年10月18日に発売のインターホンです。1.5mの電源コード式で、モニター親機とカメラ玄関子機、ワイヤレスモニター子機がセットです。タッチパネルのため直感操作が可能で、逆光でも綺麗な映像を映します。 VL-SWD505KF パナソニック テレビドアホン 録画機能付 電源コード式
録画は30秒動画100件、SDカードを使えば3,000件まで保存可能です。オプションで、外出先から通話できるスマホで外から来客対応、電気錠の遠隔施錠・解錠が機能追加されます。
VL-SWH705KL
親機は7型ワイドサイズのモニター、子機は2.7型サイズのモニター、1.5mの電源コード式インターホンです。ワイドタッチパネル液晶、インターネットにつないで帰宅時の会話、再配達のお願いができる外出中でもスマートフォンで来客対応、ワイヤレスカメラや開閉センサーなどのホームセーフティ機能が使えます。オプションでスマホで外から来客対応、電気錠の施錠・解錠が追加となります。
VL-SWH705KL パナソニック テレビドアホン 録画機能付 電源コード式
VS-SGE20LA
親機は2.7型サイズのモニター、2022年10月1日に発売のインターホンです。ワイヤレス式のため、配線工事などが必要なく、初めての方でも取り付けが簡単です。ワイヤレスモニター機とワイヤレス玄関子機がセットになっています。3連続の画像を100件録画できる機能、玄関子機でのモニター機能つきです。オプションなしのシンプルな機器です。
VS-SGE20LA パナソニック ワイヤレステレビドアホン 配線工事不要
VL-SGZ30K
親機は3.5型サイズのモニター、2018年2月22日に発売のインターホンです。ワイヤレス式のため、取り付けが簡単で、音声インターホンからの置き換えにおすすめです。ワイヤレスモニター機とワイヤレス玄関子機、ホームユニットがセットになっています。玄関周囲をしっかり確認できる広角レンズ、LEDライトで夜もカラーに映像を確認できます。ホームユニットからスマホ・カメラ・センサーと連携できます。 まとめ
パナソニックのインターホン比較について解説しました。記事内でご紹介した選び方を参考に、ぜひ自身の生活スタイルに合った機器をみつけてください。 テレビドアホン・インターホン | エアコン・家電通販のたまたま 関連記事 スマホ連動型のインターホンのメリットは?注意点や取り付け方法を解説 近年スマホ連動型のインターホンの需要が増えています。屋外から自宅の様子をいつでも確認できるため、自宅にスマホ型インターホンを取り付けて子供の安全や防犯対策として役立ちます。今回はスマホ連動型のインターホンのメリットや取り付け方や注意点について解説します。 【2023年】アイホンのインターホン比較5選|選ぶ際のポイントも解説 インターホンには、訪問者があったことを知らせるだけでなく、さまざまな機能が備わっています。住居や生活様式を考慮して必要な機能が備わったモデルを選ぶことがポイントとなります。今回はアイホンのインターホンの選び方やおすすめのインターホンをご紹介します。 ドアホン(インターホン)の接続方法は3種類!それぞれのメリット・デメリットは? ドアホン(インターホン)の買い替えをお考えの場合は、今使っているものと交換することが可能かどうか、あらかじめ確認しておく必要があります。当店でも、せっかく新品のドアホンを買ったのに接続方法の種類を間違えて使えなかった!というお問合せが増えてきています。この記事では、ドアホンの接続方法の種類とメリット・デメリットの解説をいたします。