ドアホン(インターホン)の接続方法は3種類!それぞれのメリット・デメリットは?

ドアホン(インターホン)の接続方法は3種類!それぞれのメリット・デメリットは?

ドアホン(インターホン)の買い替えをお考えの場合は、今使っているものと交換することが可能かどうか、あらかじめ確認しておく必要があります。当店でも、せっかく新品のドアホンを買ったのに接続方法の種類を間違えて使えなかった!というお問合せが増えてきています。この記事では、ドアホンの接続方法の種類とメリット・デメリットの解説をいたします。

ドアホン(インターホン)は「親機」と「玄関子機」のセットが基本

ドアホンは、玄関(屋外)に設置してチャイムを鳴らす「玄関子機」と屋内に設置して受け答えをする「親機」のセットが基本になります。

親機にモニターが付いていて外の様子が分かるようになっているものを「モニター親機」と言ったり、お部屋の好きな位置に置くコードレス電話機のような見た目をした「ワイヤレス子機」と言ったりもしますが、原則的には室内に設置する方が「親機」、玄関に設置する方が「子機」です。

「ワイヤレス子機付」という商品名は紛らわしく、ドアホンの接続がワイヤレスでできるタイプとお間違えになる方が多いのですが「ワイヤレス子機」はドアホンの親機と子機のセットの他にオプションとして付いているものです。

ドアホンの接続方式とは別になりますので、よく確認しておきましょう。

ドアホン(インターホン)の接続方法は3種類

ドアホンの接続方法の種類は大きく言うと、親機に電源を接続してからチャイム用の配線を通して玄関子機へ電気を供給するタイプと、親機には電源を接続しますが玄関子機は乾電池を使って電気を供給するタイプの2種類に分かれます。

この内、配線を通して玄関子機へ電気を供給するタイプには「電源直結式ドアホン」と「電源コード式ドアホン」にさらに分かれます。

また「乾電池式ドアホン」でも、親機の方は電源プラグを使って電源をつなぐ必要があります。乾電池式のドアホンはワイヤレスと書かれているものも多いですが、これは「配線工事が不要」という意味合いになります。

  親機の電源 玄関子機の電源
電源直結式 配線を直接繋げて接続する 親機からチャイム用配線を通して供給する
電源コード式 電源プラグをコンセントに入れて接続する 親機からチャイム用配線を通して供給する
乾電池式 電源プラグをコンセントに入れて接続する 乾電池で供給する

電源直結式のメリット・デメリット

電源直結式のドアホンは、文字通り電源を直結させて使うタイプになります。電源コード式との違いは、電源の供給をプラグを使って行うかどうかです。設置後はコードが露出しないため、すっきりして見えるメリットがあります。

デメリットとしては、何といっても「設置に電気工事士の資格が必要」という点です。電気工事士の資格をお持ちでないと設置不可能なので、手軽に設置できないのは大きなデメリットと言えます。また壁の中の配線を使うため、親機の場所の移動が困難であることもデメリットの一つです。

メリット 設置時にすっきりして見える、安価なタイプが多い
デメリット 設置に電気工事士の資格が必要、親機の移動をする場合にが手間が掛かる

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電源コード式のメリット・デメリット

電源コード式のドアホンは、親機に電源プラグをつなぎ、それをコンセントに挿して使うタイプです。
電源直結式と違い、他の一般的な家電を使うのと同じ感覚で電源を接続できるので、設置のハードルは低いと言えるでしょう。またコンセントの近くであればどこでも繋げられるので、移動が簡単にできるのもメリットです。

一方でデメリットと言えるのは、電源コードの存在です。親機は一般的に顔の位置にあり、コンセントは足元にあるため、設置後に電源コードがブランと垂れ下がる形になります。
配線モールを使うなどして工夫しないと、見栄えが悪くなるデメリットがあります。またコンセントを一つ使ってしまうため、その分をほかの家電に回せなくなる点も挙げられます。

メリット 親機の設置が簡単にできる、コンセントの近くであればどこでも設置できる
デメリット コードがあるため見栄えが良くない、コンセントを1つ使ってしまう

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VL-SWE210KLA パナソニック ワイヤレスモニター付きテレビドアホン 電源コード式

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乾電池式(ワイヤレス式)のメリット・デメリット

乾電池式のドアホンは、玄関子機の電源を乾電池から供給するタイプです。そのため「ワイヤレス式」 と表記している場合も多いですが、親機は電源コードを使って電源を供給しますので、注意が必要です。
乾電池式ドアホンのメリットは、やはり接続の手間が掛からないことでしょう。親機の電源プラグを差し込み、子機に電池を入れて接続をすればすぐに使えるものがほとんどです。

またWifiを利用して接続しているタイプであれば、 スマートフォンと連携させて外出先での応対もできるようになります。

デメリットとしては、子機が電池式のため電池切れが起きることが挙げられます。また親機と子機を無線で繋げているため、通信が不安定にある場合があります。特にWifiでつなげるドアホンの場合は、障害物に強い2.4GHzの周波数帯を使う必要がありますが、無線LANなどで2.4GHzの周波数帯を使っている場合に干渉するおそれがあります。また、そもそも2.4GHzの周波数帯を使うことを知らずに買ってしまい、使うことができなかったという事例もあります。

ただ、DECT準拠方式と呼ばれる無線方式を使えば、1.9GHzという異なる周波数帯になるため、無線LANなどのワイヤレス機器と干渉は軽減されます。

メリット 玄関子機の設置が簡単にできる、Wifi接続であれば外出先でも応対できる
デメリット 電池切れに注意が必要、Wifi接続の場合は環境を用意する必要がある

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DHS-TMP2320 エルパ ワイヤレステレビドアホン 配線工事不要

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